放課後等デイサービスの目的
障がいや発達の特性を持つ児童(6歳〜18歳)を対象として活動支援を行う「放課後等デイサービス」と呼ばれるサービスがあります。
ここでは放課後等デイサービスのサービス内容について紹介します。放課後等デイサービスでは、基本的に事業所に通う児童との外出やイベントなどが行われます。
学校や家庭以外の児童の居場所として、障がいや発達の特性を持った児童がさまざまな経験を重ねていけるような活動を行うというのが目的とされています。
さまざまな活動
たとえば、放課後等デイサービスでは、児童が「自立した日常生活を営むために必要な訓練」を行います。
学習サポートはもちろん、時間や持ち物の管理や簡単な金銭管理、基本的なコミュニケーションなど身につけられる活動を、それぞれの児童に合わせて行います。日常的な生活スキルを自分で行えるようになる、もしくはサポートが必要な場合はサポートを自分で頼むことができるようになる、といったことを目標とします。
また「創作的活動や作業活動」も、放課後等デイサービスでは重要な活動です。工作をおこなったり、集団で制作を行うことで児童はさまざまな学びを得ます。時にはゲームなどのプログラムを行なうこともあります。こうした活動を通じて、他者とのコミュニケーションをとり、放課後等デイサービスが学校や家庭とは異なる第3の居場所となっていくのです。
また「地域交流の機会の提供」も、放課後等デイサービスの重要な役割のひとつです。障がいがあったり、発達の特性がある児童は、どうしても地域の中で孤立してしまいがちです。そのため、放課後等デイサービスでは、地域のお祭りなどのイベントに参加したり、事業所主催で地域向けのイベントを行うなどすることで、放課後等デイサービスの児童と地域の人たちが交流できるようなチャンスを設けているのです。
さらに、休日や長期休暇などには、放課後等デイサービスの児童での外出や、イベントを行うなどして、レジャーの楽しさを味わうという経験を積むことができます。